【屋根】雨漏り修理の費用はいくら?プロが教える原因と注意点

【屋根】雨漏り修理の費用はいくら?プロが教える原因と注意点

雨漏りしているのを見つけたら不安になるでしょうが、慌てず対処してください。
まずは雨漏りしている家の中を片付け、現状を把握しておきましょう。

 

どのような感じで雨水が染みているか

天気の状態(雨と風がひどいなど)

雨漏りしている場所(写真があればベスト)

 

雨漏りしているときにすぐ業者が来てくれるとは限らないため、後で状況を伝えられるようにしておいてください。雨漏りの原因や場所を特定するのに必要な情報です。

安全な範囲で、外の状態も確認しておきましょう。危険なので、屋根に上ったりするのは辞めてくださいね。例えば「雨樋が外れて水が溢れている」など、原因がわかれば修理も楽になります。

また、火災保険が適用されるケースもあるので、入っている保険の内容も確認しておくとよいでしょう。

この記事では雨漏り修理にかかる費用や注意点、屋根を修理する手順を解説していきます。

 

目次

雨漏りの修理にかかる費用相場の目安

 

雨漏りの修理にかかる費用相場の目安

雨漏りした場合の屋根修理にかかる費用は以下の表を参考にしてください。

雨漏りの修理内容 費用目安(一式)
応急処置 1万円程
雨樋の掃除 1万円程
屋根漆喰の修理 1万円〜5万円程
割れた屋根材の交換 数千円〜3万円程
屋根の部分的な修理 3万円〜10万円程(1〜3坪程)

※内装工事が必要な場合は別途費用が発生します。

雨漏りの原因や直す箇所によって費用は変わると思っていてください。雨漏りは、修理を始めるまで状況がわからないため、さらに費用が高くなることもあるでしょう。

雨漏りの原因が深刻であれば屋根全体の葺き替えが必要になるケースもあります。
例えば雨漏りの原因が「経年劣化」だった場合は、1箇所直してもまたどこか同じように雨漏りする可能性が高いです。

たまたま雨漏りを発見できたのが1箇所だっただけで、気づかないうちに雨が入っている箇所が多いと考えられるからです。

 

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プロが屋根の雨漏りを修理する場合の手順

 

プロが屋根の雨漏りを修理する場合の手順

屋根の雨漏りを修理する手順は以下のようになります。

 

1.雨漏りしている場所をチェック

2.屋根に上がって場所を特定する

3.修理か応急処置で対処する

 

雨漏りの原因さえわかれば直すのはそこまで難しくありません。場所を特定するための1と2の作業に時間がかかるケースが多いのです。

応急処置なら雨の日でも屋根に登る場合もありますが、ほとんどの場合は雨漏りした次の日以降に修理に向かいます。天気次第で変わりますね。

 

1.雨漏りしている場所をチェック

 

まず室内から雨漏りしている場所を確認します。雨漏りしている部屋の位置から、屋根の上の雨漏り箇所を特定するためですね。

また、他に別の原因がないかをチェックしていきます。雨漏りの原因は屋根だけではないので、確認漏れのないように細かく見ていきます。
窓や壁から侵入するケースもあるので注意が必要です。

 

2.屋根に上がって場所を特定する

 

室内の状況が確認できたら、次は屋根の上での確認作業です。ここが意外と難しいのです。
室内で雨漏りしている場所と、屋根の上で雨水が侵入している場所がずれているケースもあるため、すぐに特定できるわけではありません。

例えば雨水が屋根のA地点から入って、しばらく屋根裏をつたって3mくらいずれた室内のB地点に雨漏りが起こるようなイメージですね。

「破損」や「めくれ」があれば特定するのは簡単なのですが、どこかの隙間から雨が入っている場合は一見わかりません。そうなれば経験と勘で探すしか方法がないので、特定に時間がかかってしまうのです。

 

3.修理か応急処置で対処する

 

簡単な修理で済むなら30分間〜2時間程で終わります。ただ稀に、想定より被害がひどいケースがあります。

 

屋根の下地の傷みがひどかった場合

予定していたよりも範囲が広かった場合

修理しても直らないと判断した場合

 

上記のようなケースだと、1日では直らないこともあるので注意してください。また、屋根全体の傷みがひどい場合は、部分的な修理では直りません。もし修理をしていくうちに範囲が広がるようなら、葺き替えを勧める場合もあります。

修理が広範囲だと費用がどうしても割高になってしまうからですね。修理したものの、次はこっちで雨漏りが…なんてことも考えられます。状況に合わせて適切な処置をしていきます。

 

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雨漏りが起きやすい3つの原因

 

雨漏りが起きやすい3つの原因

雨漏りは以下の状況で起こりやすくなります。

 

1.台風などの災害のあとに起きる

2.屋根の経年劣化で起きる

3.リフォーム工事のあとに起きる

 

それぞれ理由を解説していきますね。

 

1.台風などの災害のあとに起きる

 

よくあるのが、台風などの強風で雨漏りが起きるケースです。こういった場合は火災保険が適用されることが多いので、すぐに修理することをおすすめします。

 

雨樋が外れて雨が予想外の場所から侵入する

屋根材が風でめくれて雨が屋根の下に入る

風で倒れた木や枝が屋根にぶつかって破損

 

被害の大小はありますが、風対策をしておくことで二次災害を防げます。災害をきっかけに屋根のリフォームをする方も多いですよ。

 

2.屋根の経年劣化で起きる

 

家を建ててから10〜20年経っている場合は、経年劣化による雨漏りの可能性が高くなってきます。
屋根全体が傷んでいると、どこから雨漏りしたか判断が難しいため、修理する範囲が広くなってしまうことが多いです。

まだ1度もメンテナンスをしていない場合は、1回雨漏りが起こると、その後も雨漏りが起こる頻度が高くなるため注意してください。

 

3.リフォーム工事のあとに起きる

 

意外なのが増築などのリフォーム後です。屋根の形を変えたり、家を部分的に増築したりすることで雨漏りが起きる場合もあります。
その理由は、屋根のつなぎ目が増えたことにより、雨水が入りやすくなってしまうからです。

新しくなった部分は問題ないのですが、雨水の流れが変わることで古い建物のほうに負担がかかり、雨が侵入してしまうケースがあります。
大きなリフォームをする場合は、建物に負担のかからないよう無理のない増築や屋根の変更を行いましょう。

 

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雨漏りの修理でやってはいけないこと

 

雨漏りの修理でやってはいけないこと

DIYで修理する場合にやりがちな例を紹介します。

 

1.雨漏りしている箇所を特定しないで修理する

2.必要以上にシーリングを使って処理する

3.経年劣化が原因なのに修理する範囲が狭い

 

特に瓦屋根に多い事例です。

 

1.雨漏りしている箇所を特定しないで修理する

 

知識がない状態で修理を行うと、雨漏りした場所を的確に修理できないことがあるので注意してください。

雨漏りの場所をするのはプロでも判断が難しい場合があります。それは、雨漏りしている場所の見分け方が難しいからですね。

瓦屋根は瓦を取り外せば下地を確認できるため、雨漏りを見つけるのが簡単に思えるかもしれません。しかし、実際に瓦を取り外してみると「雨が流れた痕」が多く、どれが雨漏りかわからない場合もあります。

雨の流れた場所を確認して、「ここだ」と思って修理した場所が違っていることだってあるのです。実は瓦屋根は、雨水が瓦の下に入る構造になっています。入ってきた雨水が流れていくように下地が工夫されているため、劣化がなければ雨漏りしないようになっています。

雨の入った痕だけでは判断できないケースが多いので、修理する際は気をつけてください。

 

2.必要以上にシーリングを使って処理する

 

雨漏りしたらシーリングで埋める方法がよく紹介されていますが、状況が悪化する場合もあるので注意してください。隙間を埋めるのが必ずしも効果があるとは限らないのです。

シーリングをすることで外部からの雨は防げますが、逆に中に入った雨が逃げなくもなります。普段なら流れていく雨水がシーリングによって遮られ、屋根の下が湿気で腐ってしまうこともあるのです。

シーリングはあくまでも必要最小限におこなってください。万能の修理剤ではありません。

 

3.経年劣化が原因なのに修理する範囲が狭い

 

経年劣化が原因で起きる雨漏りは、修理する範囲が狭いと直らない場合があります。
範囲の特定が難しい雨漏りは、ピンポイントで修理するよりも、少し範囲を広げるほうが効果はあります。雨漏りしている箇所の周りも弱っているからですね。
1㎡直すのと1.5㎡直すのでは、材料費に違いはありますが、手間はそこまで大きく変わらないです。

傷んでいる部分を少し広めにカバーしてあげるほうが、修理としては効果的なのです。

 

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まとめ

 

雨漏りは緊急性があるため、不安になりますが慌てずに対処していきましょう。

 

雨漏りしたときの状況を把握しておく

被害を最小限にするため家の中を片付ける

なるべく早く専門業者に連絡をする

 

自分で修理することも可能ですが、屋根の上での作業が危険になる他、適切な処置ができないケースが多いです。慌ててしまう気持ちもわかりますが、専門業者に依頼したほうが安全ですし、修理においても間違いがありません。

 

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記事の作成、監修・アドバイザー

 

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【神奈川エリア】株式会社 笠倉建設、代表取締役 水野 力

株式会社 笠倉建設

代表取締役 水野 力

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編集部

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